現役ファッション専門学生に聞く「こんなアパレル販売員はダメだ!」「理想のアパレル販売員はこれだ!」2018年度版

こんにちは、ヨツモトです。

早いもので僕がヒューマンアカデミーファッションビジネス科の非常勤講師を
初めて3年目に投入しました。

本業でセールスコンサルタントというポジションでビジネスを行い、
現場にも現役アパレル販売員として立つ事で「今のアパレル業界」を
リアルに伝えられるって事がウリやと思ってます。

「昔取った杵柄」で講師業をやってる人が多いみたいですが、
ヒューマン心斎橋校ではこういった現役で活躍している方々が講師やってる率が高いですね。
スタイリスト、販売員、マーケティング、メディア、web戦略もほとんどが一線で活躍している人ばっか。
ほんと珍しいみたいですよ!!
(ファッション学科以外はよく知らないけど。。。)

将来アパレル業界での活躍を目指す「新入生」に聞く毎年恒例のやつ。

アパレル業界での仕事に憧れて入学してくる新入生達ですが、入学してすぐは
もちろんアパレル業界のことも、アパレルの仕事についても良くまだわかっていません。

ただの「ファッション好きな若者」です。

その感覚を忘れていないタイミングに毎年やる授業が

あなた達が思う「こんなアパレル販売員はダメだ!」「理想の販売員はこれだ!」を
共に100個ずつ箇条書きで書き出してみてくださいってのをやります。
新入生全員でチームになって考えさせます。

毎年100個はでてきません。
だいたい50個あたりから「もうでない」状態になりますが、そこか想像力を働かせる檄を飛ばし
設定時間内にいけるだけ書かせます。

なんでこんな事をするかと言うと

ここで「自分がなるべきアパレル販売員」と「自分がなってはいけない販売員」のイメージを
しっかり持たせる為です。

このタイミングの新入生は完全に「お客さんサイドでの目線」でありますからね。
つまり「お客さんからみて理想のアパレル販売員」が出来上がる訳です。
自分がアパレル販売員として働く側に立つと目線がまた変わってしまいます。

だからこそ、今のうちに聞いておく訳です。

現役ファッション専門学校生に聞く「こんなアパレル販売員はダメだ!」

では、早速いきましょう。

まずは「こんなアパレル販売員はダメだ!」

けっこうでましたね。
合計で70個でました。

全国のアパレル販売員諸君、良く見ておいてくださいね。
直球なんで辛辣です。笑

で、この後に「この中で絶対ダメな10個を選んでください」とお願いしたところ

この10個が選ばれました。

1 ぶあいそう
2 不清潔
3 商品の扱いがざつい
4 くさい
5 店員同士のおしゃべり
6 怒ったままのテンションで接客
7 お客さんを覚えない
8 商品知識がない
9 鏡で自分を見すぎ
10 人によって態度を変える
11 服がしわしわ

あ、11個ある。
ま、いいか。笑
11個目は当たり前すぎて、なんでおまけって事で。

たまたまですが1-5は「見てわかる事」で、6-10は「接客されてわかる事」です。

さて、これを読んでいる販売員のあなた、大丈夫ですか?

現役ファッション専門学校生に聞く「理想のアパレル販売員はこれだ!」

では、続いていきます「理想のアパレル販売員はこれだ!」

どん!

こちらの方が時間内にでてきた個数が少ない結果となりました。
61個ですね。
しかも、こちらの方がだすのに苦しんでいました。

先ほどと同じように「この中で絶対外せない10個を選んでください」とお願いしたところ

1 笑顔が素敵
2 話しやすい
3 おしゃれ
4 気配り上手
5 知識が多い
6 お客さん認知
7 顧客が多い
8 聞き上手
9 情報量多い
10 好みを知ろうとしてくれる
11 歯がきれい

あ、また11個ある。笑
先ほどに比べると「見てわかる事」は1,3.11の3つ。
接客されないとわからないことの方が多いですね。

「自分がなりたい理想」という部分も入っているので、こんな結果なのかと。

さて、こちらも見てどうですか?
あなた、当てはまっているかな?

「理想」の方が「ダメ」より個数が出なかった訳

この原因ってなにかわかりますか?

僕個人が思うには

「この子たちが今まで受けて来た接客の中で良かった事よりダメだと思ったことの方が多い」

からじゃないかと思っています。

この子たちがだした「理想」は働いている側の現役販売員からすれば、
全てが納得できるものではないかもしれない。

でも、すくなくとも「ファッションに興味がある」カテゴリーのお客さんであることには変わりない。
僕たちにとって「喜ばしいお客さん」であるはずなのです。
その子たちに「この前接客してもらって最高でした」とか「あそこもここのお店も理想なんですよね」って
もっとスラスラ言ってもらえるようにならないとダメなんじゃない?

なんて、自戒を込めて毎回この時期に思っています。

そして、この子達に「今の感覚」を忘れないように「理想の販売員」になって欲しいと思うのです。

全国の現役アパレル販売員のあなた。
それにアパレル業界のあなた。

「たかだか世間を知らない専門学校の生徒が言ってる事だろ」なんて思ってたらダメですよ。
この子達がこれからの「未来」を作るんだから。

まずこの「未来を作る子達」の期待に応えられるような業界にしましょうよ。

もちろん、僕もそのつもりです。

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