こんちは、ヨツモト リョウヘイです。
アパレルの業界だけでは無いかもしれませんが
販売員育成のために行われる「ロールプレイング」。
通称「ロープレ」と言ったモノがあります。
アパレル販売員の研修で行われる疑似接客トレーニング「ロープレ」
簡単に言えば、疑似接客ですね。
よくあるのが、ベテラン販売員がお客さん役をやる。
それを新人販売員が接客するってやつです。
販売員として接客経験が少ない新人に接客回数を積ますのと
ベテランがその都度都度、そこはこうした方が良い。って
リアルタイムで指導できるのがメリットです。
で、このロープレ。
現場で新人販売員育成のためにやってる分には
いいかもしれませんが、社内ロープレ大会!
やら館内ロープレ大会!などが行われ接客スキルオリンピック
的な催しで販売員の順位を決められられる大会があります。
先日のTopSeller.Styleでも取り上げられましたが
果たしてのこのロープレ大会が意味があるのか?
「売れる販売員がロープレ大会で勝てない理由」 By TopSeller.Style
このロープレ大会。
大きく3つの目的が見えてきます。
①販売員のスキル向上
②販売員のモチベーション向上
③主催者の自己満足
ま、本当の目的は「お客さんにより質も高いサービスを
する為のスキル向上を促す」為のモノですが。
今のロープレ大会を見ていると、この3つが目的になっています。
①&②はまだいいとして、③。
社内ロープレでも館内ロープレでも、そこの社長やお偉いさんが
「うんうん、販売員として向上しいるね、うちは。
こんなに真摯に取り組んでいるのだよ。」的な感じがします。
その証拠が、このロープレ大会の審査員に名を連ねているコト。
すでに現場に立っていないヒトが、現場に立っているヒトを評価
するわけです。
しかもこの審査員が社長やお偉いさんだけじゃなくて、外部の
なんちゃらコンサル、なんちゃら評論家が招かれていたら輪を
かけて意味がなくなる。
だってね
すでに現場から離れているヒト達がもっている
古いデータで今の現場の接客を評価させるからです。
こうなってくると、純粋な接客スキルの優劣ではない。
ただ単に審査員の主観に響く接客をしたヒトが高い評価
を貰えてしまう、ただの社内へのプレゼンみたいになってしまう。
これね、販売コンサルとかでも言えるけど
すでに現場から完全に離れてしまっているヒト達ほど
言ってるコトに説得力が無い。
だって、あんたらの情報は既に古いからね。
現場は日々変化している。
お客さんは日々変化している。
そこにまったく立っていないヒト達がもっている情報は
全部古いモノなんですよね。
もしそれでもロープレ大会するなら、こんな方法で。
社内や館内でロープレ大会するなら、
①お客さん役は一般募集。
②買い物設定もリアルに募集したヒトが最近した
買い物に基ずいてする。
③審査員は現場に立っている販売トレーナー。
④加えて全国の販売員。
今の時代、動画とって全国の販売員に直ぐ配信できます。
休憩時間か、店が空く時間にストックで見てもらえばいい。
そこで、だれが良かったか投票してもらえば良くない?
これこそ、リアルな本当に糧となるロープレ大会なんじゃないですかね。
古い情報で止まっているヒト達にだけの評価をもらう為に
頑張るロープレ大会なんて意味ないよ。
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