こんちは、ヨツモト リョウヘイです。
「戦略」と「戦術」。
違い分かりますか?
ファッション業界で働いていると、あまり馴染みのない言葉かもしれません。
ですが、「今の大多数のファッションブランドが苦戦している理由」がこの
言葉を使った説明で分かりやすく書かれていますので、ご一読を。
『戦略的なユニクロと、戦略なき戦術に終始するファッションアパレル / TopSeller.Style』
「戦術」「戦略」と「戦」の文字が入るので、やけに物騒に思えるかもしれませんが
現代社会で使われる言葉としては「マーケティング」を考える際によく使われますね。
先ほどの記事では「戦略」があってこその「戦術」。的な構成で書かれていますが
もう少し突っ込んで言うと「目的→目標→戦略→戦術」の順で考えていくのが
セオリーです。
アパレルマーケティングの基本的な考え方をまず知ろう。
目的は最上位概念。
目標は資源集中投下の具体的な的
戦略は資源配分の選択
戦術は実現する為の具体的なプラン
このような考え方になります。
ユニクロはこの当たり前といえる「マーケティング理論」にのっとって
ビジネスを展開し、そのビジネスのツールとして「衣料品」を商品としています。
僕が、先日書いた記事の中で「ユニクロとそれ以外となった」と記したのは
この「当たり前のコトができている差」がとてつもなく大きくなってしまっているからです。
ユニクロは「ファッション業界」で「ビジネス」を展開している
ユニクロは目的と目標をしっかりと定め、それを達成する為に戦略と戦術の組み直しを
続けてきました。
今回のホールガーメントの工場しかり、デニムの研究所しかりです。
既存のアパレルの戦略は、ほとんどが「ノーリスク」に近い戦略しか
とれていない。
この原因は、「目的と目標」が明確になっておらず、ただ単に「売り上げの回復」を
目的にするコトしかできないからです。
ですから「戦略」として資源配分ができずに、「戦略」を実行したとしても
そもそもの解決策には程遠い成果にしかならないのです。
いつまでも「ファッション」だけを「戦略」の柱にしてるうちは
今のご時世でお客さんに支持されるのは難しいですね。
これ、小規模な商売でも同様ですよ。
特に専門店的な展開をされている方々なら、
生き残っていく為に必須の考え方です。
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