百貨店から「店員」がいなくなる日。

こんちは、ヨツモト リョウヘイです。

 

「入場料がかかる百貨店。」の第三弾です。

その①は販売員の質を上げる事をテーマに。

その②は別の視点で有料化するとどんなメリットがあるか?

その為の条件は?でした。

 

で、今回はその②の続き。

 

有料化する事ができたら、どんなメリットがあるか?

 

前回では「質の高いお客さん」を集客できる事を

お伝えしましたが、その効果で

 

コストを圧倒的に圧縮できる。

結果的に利益率の高い商売に繋がる。

 

これが一番のメリットだと思う。

 

有料化する事によって質の高いお客さんは

集客できる反面、当然ながら入店客数は以前よりも

減る事が予想できます。

また一時的には売上自体も減少するでしょう。

 

でもその分、いらない付帯作業や施設設備。

また必要ないサービスの廃止ができる。

そして、より質の高いお客さんからの声を収集できる

事によって集客のコストを下げる事も出来ますね。

現状の数打ちゃあたるって効率の悪さから改善が

できますからね。

 

売上が減少しても、その分以上にコストの比率を

下げる事ができれば必然的に利益は増えます。

いくら売上高が大きくても、コストばっかりかさんで

全然儲からない今の百貨店ビジネスなんかよりも

全然将来性がありそうな気がしますね。

 

 

そしてもう一つ変わってくることに販売員が関係する

 

販売員は入店客数が減り質の高いお客さんに向けた

本当の接客サービスをするだけで良くなる。

つまり作業員はいらなくなるって話です。

 

質の高いお客さんが満足できる接客サービスを

持ち合わせていない販売員や、笑顔だけで場所案内

しかしていないような販売員は必要なくなるって事です。

 

有料化すことによって販売員に求められるスキルも

もちろんシビアになってきます。

 

 

総括すると「入場料をとる百貨店」ってアイデアは、

僕の中では「あり」です。

今の全てが横一線の百貨店業態から抜け出し

高収益スタイルに切り替えれる方法論として。

 

ただし、有料化する為には前回にも書きましたが

魅力あるコンテンツありきです。

矛盾するかもしれませんが、現状の横一線のままで

有料化しても集客すらままならないでしょう。

 

小売業界では斜陽といわれる百貨店ビジネス。

でも長く高価格帯の商品を販売している百貨店には

他の小売には無い強みも現在も持ち合わせしていると

思っています。

 

百貨店自身がその「強み」を再確認しすれば

もっと可能性のある「新しい百貨店」に方向転換

できると思う。

 

そうすれば、結果的に「お客さん、百貨店、販売員」

全てが得するビジネスになると思うんだが、、、。

 

ま、これをゴールに思っている百貨店は

今のところなさそうです。

 

 

PS

余談をひとつ。

 

百貨店のトイレ。

あなたも一度くらい行った事ありますよね。

出先にあった買い物した事のない百貨店で

トイレに入った事もありますよね。

 

僕は百貨店のトイレを有料化すればいいんじゃ

ないかと思った事があります。

百貨店のトイレって、無料で誰もが使えるトイレの中で

一番クオリティ高いトイレだと思いません?笑

内装から設備まで。

 

あんなコストがかかってるトイレないですよね。

しかも、ほぼ各階にある。

あのトイレのクオリティ維持すんのに、いったい年間

どれぐらいのコストがかかっているんだと。笑

 

あのトイレを百貨店が【商品】として考えて

無料で提供する強力なフロントエンドの一環ですって

考えてしているなら大したものですが、恐らくそんな考えを

持っている事もないでしょう。

 

そりゃ、たまに無料でトイレしに来たヒトが、ついでに

何か買っていく事もあるかもしれませんが、、、

本来百貨店が買ってほしい商品をトイレのついでに

買っていく事なんて、ほぼない。

 

百貨店の入店を有料化する前に

百貨店のトイレを有料化してみてはどうでしょうかね?

結構、それだけで年間にしたら馬鹿に出来ない売上

上がりそうな気がするけど。笑

 

勿論、お買い物してくれたお客さんや百貨店がお客さんと

みなすヒトには「無料券」をお渡しします。

 

今百貨店で他の業界に比べて質の高いサービスがトイレ。

ここならマネタイズ直ぐに出来る可能性も高いしね。

しかも副産物で来店数社者数の「質の高いお客さん」の比率が

上がりそうな気もするし。笑

 

なんか余談の方が現実味ありそうな話になってしまった。笑

 

これ実現すれば、そのうち金券ショップで

「***百貨店トイレ使用券10枚つづり」

なんて商品が人気商品になってたりしそうだな。

 

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