「与える人こそ成功する」に乗せられて「ジリ貧」に成り下がる思考停止ギバーさん。

こんにちは、ヨツモトです。

「他人のために良い事をすれば2倍になって帰ってくる!!」
「自己欲求を満たすより奉仕の精神を!!」
「今の世の中はギブ&ギブです!!」

最近良く見かけませんか?こんなうたい文句。

大型書店の自己啓発コーナーに行くとこれに近いタイトルが何十冊を並んでますし、
「なんとか塾」や「何とか成功セミナー」のたぐいも「与えなさい!」って叫びまくってます。

確かに「ギブ&ギブ」の精神は先進国として物質的には「ほぼ満たされた環境」である日本において
ある意味「成功」と言われるステージににたどり着くまでに必要な大きな要素です。

ですが、ここ最近はまるで脅迫するかのように「他人に与える事を優先するんです!!」が垂れ流され
少しでも「自己の欲求」を前面に出せば、まるで「犯罪者」のようなレッテルを貼られる恐れさえある感じ。

世の中の多くの人が「与えてなんぼやで!!」って気分になってるのをみて

おい、あんたら大丈夫かいな?

と、思わずにはいられないんですよ。

与える人=ギバーには2種類ある。

僕が以前に読んだ本で世の中には3種類のカテゴリーがあるとされていました。
それが分かりやすかったのでご紹介しておきます。

「ギバー」    ・・・相手が何を求めているか?に注意を払い、与えることに注力する人達。
「テイカー」   ・・・自分が利益を得る事を最優先に考えて行動する人達。
「マッチャ−」・・・与える事と受け取る事のバランスを取ろうとする人達。

簡単に言えば「ギバー」は与える人、「テイカー」は奪う人、「マッチャ−」は交換する人ですね。

その本の中でも仕事面や経済面で大きな成功を手に入れているのは「ギバー」の人達。

一方、自分の利益を最優先い考える「テイカー」は一時的に「成功」しているように見える時もあるが、長い目でみた時には
「他人から奪う人」と見なされて周りからの協力を得られることができずに大きな「成功」まではたどり着けない。

最後の「マッチャ−」は他人のために使った分の見返りを考えるため、何かを与える時も「本当にこの人は与えた分を返してくれるんだろうか?」と考えてしまい、行動が遅くなり結果的に後手に回りチャンスを逃す。

このように書かれています。

これ読んだら「え?んじゃやっぱ与えてなんぼや!でええやん」
「世の中の多くの人はマッチャ−だし、そこから抜け出せばいいんでしょ?」
「私は間違ってない!!」なんて声が聞こえて来そうですが、そこに落とし穴があります。

実は「ギバー」には「トップのギバー」と「ボトムのギバー」の2種類あるんです。

で、多くの上部ばかり情報に乗せられている人は「ほとんどがボトムのギバー」に成り下がり
ただ単に「与えるだけの人」になるんです。

「トップのギバー」と「ボトムのギバー」の決定的な違い知ってますか?

「あの人は人がいいんだけど、しょっちゅう騙されてるんだよな」
「いつもいいように使われて終わっているな」

そんな人、あなたの周りにもいませんか?
その人達は「ボトムのギバー」です。
「ギブ。ギブ、ギブ」といつも与えているのに、ずっとジリ貧な人たちです。

トップのギバーとボトムのギバーの違いは「与え方の違い」なんです。

ボトムのギバーは自分を犠牲にして相手のために働きます。
100の利益がでる時に自分は10%しかとれず、90を他人に渡す人です。

一方のトップのギバーは全く違った考え方からスタートします。
まず全体のパイを大きくする事に力を注ぐんです。
協力してくれる人達と力を合わせ知恵を共に絞り、

それまでは100しか得られる事がなかった利益を200、300へと拡大していこうと考えます。

例えば1000の利益をそれで上げる事が可能になれば、同じ10%だけを取るとしても100の利益を取る事が可能になります。
そして協力してくれた「与えた人達」により多くの利益を分配する事が可能になります。

トップのギバーとボトムのギバーのの違いは

他人のためにお金や知識経験を使いながら「好きな事」「得意な事」によって稼げるパイを拡大し、
利益の天井を高くして利益の配分を大きくして行く事ができるかできないか?なんですよね。

「テイカー」に搾取される「ボトムのギバー達」

で、僕が「おい、あんた大丈夫かいな」って言ってるのはもちろんボトムのギバーさんです。

「与える」なんて誰でもできるんですよ。
多少の「欲」さえ捨てればね。
「与える」なんてシンプルにいえば「ただ差し出す」だけなんだから簡単。

なんも考える事なしにできるから。

だから、そこに付け込まれるわけですよ。
言葉巧みなテイカー達に。

「インチキセミナー講師」や「SNSだけで影響力保ってるやつ」とかにそそのかされて
「与えれば成功へ近づくんだ」なんて思考停止になって

自分が損ばっかして「搾取」され続けるボトムギバーに成り下がる。

ある意味、情報教材商売と変わらんのですわ。

テイカーに搾取されるボトムギバーにならない為には、まず与える人間が「テイカー」なのか?「ギバー」なのか?を見極める事です。

テイカーは言葉巧みに近寄りますが、結果的には「自分の利益を確保する」事を最優先で動いています。
今目の前にある「あなたが持っている分を根こそぎ自分のために持いく」そんなスタンスです。

そして、あなた自身が「与える側」に回りたいのであれば、ただ単に与えるだけではなく
今あるものを自分の能力や情報を与えることによって、パイを大きくする事ができるスキルを
身につけてからにして下さい。

この2つができて初めて「本物のギバー」になれます。

ボトムのギバーは「与えている」んじゃないんですよ「差し出している」だけなんで。

今のあなたはどっちですか?

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