こんちは、ヨツモトです。
「それなりに良いモノ」は世の中に腐るほど溢れている。
「びっくりするぐらい良いモノ」もまだまだ沢山ある。
では、それらの良いモノが「売れるモノ」なのかといえば
「良い」に比例して売れるとは限らない。
「良い」商品の定義
僕のブログで何度もお伝えしているので、このブログを読んでくれているヒトは理解してくれている思う。
でも世の中にはまだまだ「良いモノ」を作れば、勝手にお客さんが買っていってくれると思っているヒトも多い。
今日の南さんのブログも近いコトが書いてあった。
南 充浩の繊維産業ブログ
「黙って並べているだけでは物の価値は消費者には伝わらない。」
南さんのブログに登場する「刺し子生地」のシャツやコートは、僕も自分のTwitterのタイムラインで流れてきたときに「すげえな。」と思いリツイートした。
しかも、価格的にも「この良い生地」を使っている割にはかなりの割安感もある。
このツイートは南さんや僕もそうであったように、多くの業界人が反応して、ちょっとした話題になっていた。
でも、反応したのは「業界人」が多かった。
反応してくれる数=価値。これは間違いではない。
「業界人にしか価値がわからなかった」の方が正しいと思う。
アパレル関係の仕事についてない方に「刺し子の生地だけで作られたコートがあるんだよね!!」って、熱く語っても多くの方は「?」でしかない。
「しかも¥79,000-で買えるんだよ!!」
って、これまた熱く語っても「高くない?」「どこのブランド?」って反応が大半だと思う。
この事は南さんもブログで書いていた。
でも、ほんとにまだまだ多い。
「良い商品」であるが「価値」が伝わっていないモノが。
そして、その事を理解していないヒトが。
僕は物販の世界で生きてきたんで「モノ」自体は好きだし、独立当初は海外や国内の工場で自社ブランドやOEM業もやっていたので「モノ」を作るコト自体の大変さもわかる。
この「刺し子生地」のシャツやコートのように、熱い思いをもってモノ創りをしている方々も知っている。
だからこそ、もっと「社会的価値」をつくる重要性も認識して取り組んで欲しい。
僕ら現場の販売員が、その「良いモノ」の価値をお客さんに伝えていって「社会的価値」を作り上げていく重要な役割をを担っている。
でも「これ売れるから売っといて」って丸投げされるだけじゃ「どんな価値があってお客さんにどんなメリットがあるの?」って、現場の多くの販売員もお客さんに伝えようがない。
作り手側の「自分勝手な熱い思い」だけは死ぬほど語って帰っていくメーカーさんとかもいるけどさ、あんたの商品はどんな価値があってどんなメリットをお客さんに提供できるの?
って、とこが抜け落ちている。
いくら熱い思いを持っていたとしても、価値が伝わらなければただのゴミと変わらない。
本当の価値はお客さんの答えの中にあります
重要なのはお客さんにどう価値を理解してもらってメリットを期待してもらい買ってもらうかだよ。
逆に、そこをちゃんと意思疎通できている作り手と販売員が組んでいるところは強い。
つまり「売れる。」
たとえそれが「日本で最高の商品」でなくても。
ただし、お客さんにとって「今まで見てきたモノの中でベスト」と言ってもらえる商品となるけどね。
良いモノを作っているけどなぜか売れない。
そんな悩みある方は一度、このブログ読んで相談してみてください。
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