【業界裏話】バーバリーの看板を無くしたスタッフの悲惨な現実。

こんちは、ヨツモト リョウヘイです。

 

三陽商会が「バーバリー」のライセンスを

本国から終了させられたのはまだ記憶に

新しいですよね。

 

日本オリジナルのラインや商品企画をして

日本のマーケットにバーバリーブランドを

確立しましたが、本国的にはやり方が

気に入らなくなってきたんで、契約の更新はしません。

って、一言で三陽商会は窮地に陥りました。

 

バーバリーを無くした三陽商会は、その他に契約している

ライセンスブランドの販売を拡大し、バーバリーの売上を

カバーしようとしていますが、絶賛大苦戦中。

なかなか、新しく中枢に据えたいブランドが軌道に乗ってくれません。

 

 

例えば、「バーバリーブラックレーベル」の後釜に据えられた

「ブラックレーベル クレストブリッジ」っていうブランド。

店構えはそのままで、スタッフも変わらず。

商品もバーバーリーチェックは使用できないが

見る限りそんな変わらない。

 

お客さんが店に入ってきてもブランドが変わった事に

気が付かない位なので。笑

 

でも、売上はバーバリー時代に比べて

約半分になってしまっています。

これは、全国のブラックレーベルでおこっている現象です。

 

店構えも一緒。

スタッフも一緒。

商品もほぼ一緒。

 

変わったのは

 

バーバーリーではなくなった事だけ。

 

 

それだけで売上の半分無くなるんです。

これ、リアルな数字ですからね。

 

今まで百貨店のメンズキャラクターでポールスミスと

バーバリーブラックレーベルが2TOPでした。

2ブランドともモンスターブランドとして10年以上君臨

してきましたが「バーバーリー」が取れただけで

 

並みのブランドの売上に。

 

つまり、お客さんの半分以上は「バーバリー」っていう

ステータスだけを買いに来ていた。

残った半分の売上の構成は

 

並みの店構え。

並みのスタッフ。

並みの商品。
全部、並みでしかない。

 

 

バーバーリーっていう看板を背負っているのを

気が付かずに「モンスターブランド」のスタッフとして

百貨店メンズ売場の主役として働いていたスタッフは

ただの並みの販売員でした。

 

これが残酷な現実。

 

 

今後の三陽商会に明るい未来があるかはわからない。

新しいブランドや新しい商品を投入していくのでしょう。

 

ただ僕が思うには、今のやり方だったらまた同じことの繰り返し

になると思っている。

 

よそから借りてきたブランドにどこにでもある商品企画。

特に目新しさもない店構え。

 

そんな事よりも、どんなブランド、どんな商品でもお客さんに

買ってもらえる販売員を育てる方に金を使った方が

良くないか???

 

並みのスキルしか持ち合わせていない

スタッフしかいないのを嘆くべきだよ。

 

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