「貧乏人が服なんて買ってるなんて馬鹿じゃねーの?」 なんてのがスタンダードになるのも別に無くはない話ですよ、ほんと。

こんにちは、ヨツモトです。

正月が終わり、ファッション小売業界も12月から続いた繁忙期もぼちぼち終了。
店頭にはセールの残骸だけが残る、、、って事も最近は少なくなってきて、この時期でも
思ったよりも良い商品がビックリするような価格で売られていたりします。

なんなら、追加投入されて2年前の商品だけど「あ、今ちょうどいいんじゃね?」的な
掘り出し商品があったり。

ま、僕が言うまでもなく「過剰供給」の割に「需要減少」が止まらずな業界なんで、
そりゃ余り余ってるわけって事ですね。

お客さんからすれば「沢山の選択肢」の中から自分にあった1枚を探せる(デザインも価格も)、
しかも別に限定品でもなけりゃあ、似たような物はいつでも買える訳ですから。
便利っちゃ便利です。

逆に「売り手」からすると大変な業界になっちまってます。
特に服がなくて困っているお客さんはこの国には殆どおらず、強い「買う理由」なんてものは
大半の人は持ち合わせていませんからね。

ちなみに、このブログを読んでくれているあなた。
この冬のセールでいくら買い物しましたか?

「服は何も買っていない」なんて人も最近では別に珍しくもないでしょう。

特に僕が専門でウオッチしている「メンズ」なんて特にそうじゃないでしょうかね。

一般男性と言われる人は洋服に年間36,000円しか割かない事実

去年のデータなんですがCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)がリリースしている
調査結果にこんなのがあります。

『ファッションに関するアンケート調査』男性の3人に1人は、「洋服を擦り切れるまで着る」「洋服代は1カ月に平均3,000円未満」/CCC ニュースリリース

■ファッションに関するアンケート調査ダイジェスト


●興味・関心があることは?
 男性1位「食」 2位「旅行」 3位「車」 4位「健康」 5位「エンタメ」
 女性1位「食」 2位「旅行」 3位「洋服・ファッション」 4位「健康」 5位「エンタメ」

●普段、洋服をよく買う場所は?
 1位「ショッピングセンター・ショッピングモール」 2位「ネットショップ」 3位「アウトレット」

●洋服の購入頻度と1カ月あたりの平均購入金額は?
 購入頻度は、男女ともに「2~3カ月に1回程度」が最多
 購入金額は、男性は「3,000円未満」、女性は「5,000~10,000円未満」が最多

●洋服を買ってから手放すまでの期間は?
 男性は「擦り切れるまで」が3割
 女性は「2~3年程度」が3割

●買い物に関する考え方の違いは?
 男性は「自分に必要な物だけを買う」(54.9%)
 女性は「流行の商品でも自分の趣味に合わなければ買わない」(63.6%)

2017/6月のリリースなんで比較的新しい調査結果ですが

男性が洋服購入するのが2-3ヶ月に1度で購入金額は3000円以内!!
しかも「擦り切れる」まで使い倒した服の買い替えの為に!

と、読めてしまう業界的に言えば恐ろしい結果内容です。
こんなんみたらメンズアパレルなんて売れなくて当然ですわな。笑

この購入頻度や金額に、仕事着として購入する「スーツ類」が含まれているかどうか?が
書いていないのでわかりませんが、もしその金額もブッこんでの金額なら

メンズアパレルなんかやっても先行き終わりじゃねーか。と叫びたくなります。

だって、1ヶ月に3000円購入としても

年間36,000円しか買ってもらえない訳でしょ!?

ま、こういったデータは「全く1年間に服なんぞ買わんわ」なんて人も含まれているんで
そんな単純な話だとも思っていませんが「売り手」から見るとショックな数字だと思いますよ。

生存必要経費としてしか計上されない「洋服」や「ファッション」

擦り切れた物を買い換える為に年間36000円しか洋服を買わない人たちは、完全に「消費」する為にしか
服を買ってません。
しゃーなしの「生存必要経費」として計上しているだけですから。

物価上昇考えると可処分所得下がってると考えられるし、服以外にもかかる必要経費増えてるし、、、

そりゃ、洋服なんて買ってられんわ!!!

いや、マジでそんな感じでしょ。
もはや「洋服」や「ファッション」は一般の人(特に男性)たちからすれば「贅沢品」であり、
完全な「嗜好品」のカテゴリーに区分されています。

ぶっちゃけていってしまうと

貧乏人が服なんか買ってる余裕ねーぞ!!

「洋服好き」や「ファッション好き」な人たち以外が洋服を日常的に買い、ファッションを日常的に楽しむなんて

貴族か!!

てな、テンションかもしれません。

貴族とまでもいいませんが(笑)、冗談抜きで洋服やファッションにかける経費比率がこれ以上上がるとも思えません。
むしろ「消費」する物としては、どんどん優先順位も金額比率も下がってくるんじゃないでしょうか。

「貧乏人が服なんて買ってるなんて馬鹿じゃねーの?」
なんてのがスタンダードになるのも別に無くはない話ですよ、ほんと。
半分空想、でも半分は近い未来にそうなる、てか実際に今そうなってる話です。

洋服やファッションを供給したり提案する側で、洋服やファッションを
「消費」する視点でしか見れない、発信できない人達は、この先どんどん先細りでしょう。

ファッションブランドしかり、アパレルショップしかり、パーソナルスタイリストしかりもそう。
お客さんの「お金を減らして消費しかさせないカテゴリー」から抜け出す事ができないのであれば
同様だと思いますよ。

ファッションを「消費」ではなくファッションに「投資」してもらう新しいサービス。

じゃあ、どうすれば生き残っていけるのか?
これはいつも言っている事なんですが、

自分が扱う商品やサービスをお客さんにとって「消費」ではなく「投資」に変える事ができるかですね。

お客さんが身に纏う事で、その服やファッションを買った金額以上の「リターン」がありますよって、
ちゃんと提示できるようになれるか。
生存必需品や嗜好品として洋服やファッションを販売するんではなくね。
そうなってくると、今後はファッションの見られ方も扱われ方も変わってくるはずです。

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