「ファッション」をウリにする強力なバックエンドのつくり方。回答編。

こんちは、ヨツモト リョウヘイです。

前回の記事の回答です。

「骨格診断」「カラー診断」「買い物同行」「パーソナルスタイリスト」
全て自分をどう見せるか?変化させるか?のツールでしかありません。

僕たちがその先に本当に提供しないといけないのは

「新しい鏡」です。
つまり、変化した自分、「お洒落になった自分を新しく評価してくるヒト」、
もしくは「お洒落になった自分が新しく活躍できる場所」を提供する事が
僕の考える強力なバックエンドです。

 

「ファッション」とは他者がいる事によって成り立ち、またここまで
大きな産業規模として発展してきました。
元々、洋服は暑さ寒さをしのげれば良いはずです。
何故、「ファッション業界」がここまで大きな産業規模になったか?

中世ヨーロッパでは、着る服によって身分が一目でわかる、
いや身分によって着れる洋服が決まっていました。
一部の貴族層でしか、きらびやかなドレスやスーツを着る事は許されず、
その貴族層の中で「洒落」を競い合っていました。
その貴族層が作った「洒落」を平民たちは自分たちが着れる洋服に
取り込んでいったのです。
これが今でいう「流行」です。

そのころから洋服はただ暑さ寒さをしのぐモノではなく
自分と他者を区別するモノとして、自分をあらわすモノとして扱われてきたのです。
ファッション産業がこれほど大きくなった一因は
自分と他者との差別化の欲求をあおり、自己をあらわす要素の一つとして
産業的に成り立たせたからです。
少し話がそれましたが、この概念をもっているかどうか?は大きな違いとなります。

いくら自分自身がお洒落になったからと言っても、その変化を「評価」
してくれるヒトがいないと意味ないですよね?
自分がお洒落に仕上げてもらっても、自分と他者との差別化、
「お洒落さん」と「ダサいやつ」の評価をしてくれるヒト達や場所がなければ、
あなたはお洒落をする意味ありますか?

 

継続的な「お洒落指南」に取り組んでも誰かに評価をされないと
「お洒落」をする意味を無くします。

その評価をするヒトが最初は家族や友人、職場の人達。
また「講師」として指導するあなた自身でしょう。

ですが、次第にその環境では評価の限界点が来ます。
クライアントもその環境での評価をもらえるファッションスキルぐらいは
ある程度の時間で身に付くでしょう。(講師の力にもよりますが。)

「お洒落を発揮できる場所」と「お洒落を評価してくれるヒト」を
企画提供する事によって継続的な指導が必要となり、
またこの企画自体をコンテンツとしてクライアントに販売する事が
利幅の一番大きい収益事業とする事も可能となりますj。

この視点で考えた時に3つの選択をもてます。

①1プレイヤーとして「診断士」「スタイリスト」を継続させる為に
他者に新しい鏡を用意してもらう。
この場合収益源は主に「お洒落指南」

②新しい鏡を用意する立場になり、プレイヤー達が継続できる環境を
与える。
この場合収益源は主に「新しい鏡」の企画料。または参加料。

③①と②を自分で一人でやる。
この場合収益源は両方選択可能。

どちらも選択は可能です。
新しい鏡のつくり方を理解していれば。

まず、クライアントが「診断」「スタイリスト」に指南を受けている時は
「依存」状態です。
自身の環境で他者の評価を得るファッションスキルを身につけた時に
クライアントは「自立」状態になります。

ここまではあなたも理解している。
そして多くのヒトがここで終わる。

 

次に必要になるのが「相互依存」の状態を作る事。
これが新しい鏡のつくり方です。

例えば一番簡単なのが、あなたのクライアントを集めた
お洒落なレストランでの食事会。
新しい評価者が現れ、また新しい「ファッションセンス」の基準が
出来上がります。
参加者が互いに「お洒落」を評価し、成長を促せるような環境を
作る事が「新しい鏡のつくり方」です。

意識的か無意識なのかアメブロの中にも、このサイクルを使って上手に
顧客の「お洒落指南」を継続に繋げているヒトもいます。
ですが、僕が知る限りでは「お茶会」の域をでず、「サイクル」を継続させる為
にしか活用されていません。
③に限りなく近い状態です。

「新しい鏡」をコンテンツとして、商品として提供している方はいません。

これは、とある方にヒントをもらったので追記ですが
新しい鏡を提供する側に立った際も全てを自分でやる事は無く
新しい誰かを評価者として連れてくる事もありです。

例えばお題名目として「+++健康法で驚異の美魔女***さんと
お洒落に***カフェでランチセミナー」など新しいお洒落を出来る場所に
加えファッション的に参加者よりもスキルのある評価者を用意する。

この場合のファッションとはビューティや食事、ダイエットなどの範囲も
ファッションと精通してきます。
新しい鏡のコンテンツ料+セミナー代金をセット料金としても設定できます。

それに、あらたに「新しい鏡」に依存をさせ新たなサイクルを作る事も可能です。
例えば「ダイエット」であれば、「美しい着こなしを保つダイエットのセミナー」を
シリーズ化し依存させ、自立、相互依存の状態まで続けさせます。

すでに「相互依存」できる仲間は存在していますので
新しい鏡を造りだす事も前回よりも容易となります。

①のプレイヤーでいくのあれば、新しい鏡を企画できるヒトを探せば解決できます。
しかし、現状の多くの「診断士」「スタイリスト」が乱立する中では
この「診断士」「スタイリスト」のホストとなる方が多くの収益を期待できます。

では③の両方をこなすプレイヤー兼ホストが一番儲かるか?
恐らく多くの方は、ここまで時間を割くことが難しいのではないでしょうか?

一番、時間的効率と生産性を考えた時には②の選択になると思います。

現状で「診断士」「スタイリスト」として活躍する方々は①から③、そして
速やかに②へ移行するのをお勧めしますね。

競争相手である、アパレル販売員の世界でも
「モノを売るな。それを着ていくお客さんのシーンをイメージさせて
そこを喚起し、買いたくなるようにしむけて販売しろ。」なんて教育が
誰もが一度は教わる項目としてあります。

ですが実際に販売員は新しい鏡を造りだす事は難しい。
存在する違う鏡を教える事しかできません。
自分たち自身で持ってくることすらできないのです。

販売員の現状のバックエンドは多くは「洋服などの商品」しかありません。

新しい鏡を用意できる事は大きな武器となり
ファッション業界の中でも差別化になります。

と、長くなりましたが今回の僕の回答です。

 

 

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「ファッション」をウリにする強力なバックエンドのつくり方。質問編。 – play by one's own rules へ返信する コメントをキャンセル

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