売り手目線だけの「ウォンツの提案」はただのオナニーに近い。

こんにちは、ヨツモトリョウヘイです。

今日は僕のクライアントの社長さんは接待らしいので
ちょっと違う話題を。
(もーええって?明日からもうしばらくやります。笑)

 

ブルーオーシャン戦略

TVとか経済紙で一回は目にしたことあるワードやと思います。
簡単に言えば、競争のない未開拓市場を見つけて(創り出して)
そこに新しい商品を提供して儲けましょうってやつです。
逆はレッドオーシャンで、競争相手が非常に多く参入しても
競争が激しく儲けるのが難しいですよ、って言われています。

皆よってたかって、ブルーオーシャンを狙え!創り出せ!

でも、競争相手がいない青い海と思って参入したら
ニーズ自体がない、「死海」ってっこともあります。

先日、目にしたNEWSの特集。

某大手携帯電話キャリアがスマホの販売戦略でシニア市場
のシェアを取る為の戦略!みたいな特集。

スマホも若い世代には既にいきわたった>レッドオーシャン
まだガラケー使っているシニア世代に隙間あり>ブルーオーシャン

こんな感じです。

で、その大手キャリアがとった戦略が

シニアに人気がある温泉旅館でスマホセミナー!
セミナーうけてくれたヒトには犬の絵の描いたタオルプレゼント!


おじーちゃん、おばーちゃん、
せっかくのんびり温泉きてんねん
そんな難しい事ここでええわ、って表情。

でも、タオルにつられて何人か集まりセミナー開始。
で、おじーちゃん、おばーちゃん、
スマホに顔を近づけてなんじゃこりゃ?

おじーちゃん、おばーちゃん。
「年取ると、こんなものに慣れるのには大変なんよねー。」
キャリア社員。
「いや、慣れれば大丈夫す!!」

最後にそのキャリア社員が

「お年寄りは携帯SHOPにきてくれないですからねー。」
「だから、集まる温泉旅館に目をつけたんですよ!(俺天才!!)」

みたいなドヤ顔コメント。
てか、いらんやろ!?
慣れる必要性ないやろ!?

 

必要性を作り出す「ウォンツ戦略」は必要だが「お客さん」を置き去りにしないで


おじーちゃん、おばーちゃん。
絶対スマホ使わないといけない理由ありますか??

確かに、便利になる事もあると思いますよ。
メリットもあると思いますよ。

でもね、そこって本当にブルーオーシャンにしないとダメですか?
無理に「必要性」をつくらないといけないですかね?

ビジネス的には正解かもしれませんが見てて
「いや慣れる必要ないし、いらんやろ」
って、つっこんでしまうような。

本当におじーちゃん、おばーちゃんがほしいモノって
違うんじゃないの?って。

モノだけを売ろうとすると、こんなチグハグな事になってしまう。

僕は勝手にそう思った次第であります。

あなたが人生の終盤に差しかかった時に
最先端のデバイス、必要ですか?

なんかちょっと、ヒントになりませんか?

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